転職前にチェックしておくべきこと
総合病院で働く際の転職活動では、何を基準に求人を探すと良いのでしょうか?ここでは、応募前に確認すべきことについて紹介します。
職場環境は必ずチェック
いざ、総合病院への転職を試みて求人を探すとなっても、どこを見て良いのか迷う人もいることでしょう。転職を成功させるためには、ある程度、自分なりの求人探しの基準を持っておくことが大切です。
もちろん、給料や待遇、自宅からの通いやすさなど、前提として自分の希望条件をクリアした求人から選択すると思います。これらは、総合病院で働くうえで重視したいことではありますが、表面上の見えている部分だけで判断してしまうのは、少し心もとないです。
転職活動において、応募前にプラスして確認しておきたいのが、職場環境でしょう。たとえば、応募先で働いている看護師の平均年齢や勤続年数を把握しておくことで、入職後の自分の働く姿をイメージし、これからどう人間関係を築くかの予測が立てられます。
特に、総合病院は部署によっては急性期ならではの忙しさがあるため、平均年齢20代の看護師の割合が多いかもしれません。その中でも、子育て世代の看護師が在籍していれば、同じように子どもがいる人は周りからの理解を得やすいため、安心できることでしょう。応募時は、子育て世代の看護師の有無も確認することをおすすめします。
現在勤務中の看護師の勤続年数もそうですが、離職率についても分かる範囲で調べておきましょう。離職率は、面接や職場見学で聞くのもよし、転職エージェントを介して情報を得るのもよし。長く続けられる職場かどうかを判断するための大切な情報を取りこぼさないようにしてください。
また、応募先の病院がどのような医療機器を保有し、最新医療技術を強みとしているのかも事前に知っておくことで、計画的にスキルアップを図れます。
看護部の理念や仕事内容は?
ここまで、給料や待遇、働きやすい職場環境について応募前の事前確認の必要性を伝えてきました。ここからは、実際にその応募先に転職して働いた場合、自分らしく仕事ができるのかどうかを考えていきます。というのも、入職後に思っていた職場とは違っていたというギャップが生まれることもしばしばあるためです。では、どのようにして判断すると良いのでしょうか?
月並みですが、まずは看護部の理念を知っておくことが一つの手段となります。応募先の看護部の理念と、自身が信念を持って取り組んでいることや看護観とは考え方が異なるかもしれません。最初のころは気づかなくても、自身の看護観とのズレが後々ストレスとなり、働きがいを感じなくなってしまうことも考えられます。
また、総合病院でいくら給料が高くても、仕事内容が関わりたい業務とかけ離れていればやりがいを見いだせずに、結果的に離職に繋がることも。そのため、病院の方針や看護部で注力していること、具体的な業務内容など、応募先や求人の細部までしっかりと確認しておくようにしましょう。